年末年始は、12月29日(木)〜1月3日(火)は休診日とさせていただきます。他院で治療を受けていたが、1カ月間嘔吐が治らなかったフレンチブルこのこは2歳5か月のフレンチブルドックの男の子です。

今まではとっても元気いっぱいの性格であったが、
1カ月前から嘔吐が始まり、他院で治療を受けていましたが改善がなく、
1週間前から下痢を伴い、
4日前から元気も食欲もなくなってきたとのことで、近所の方の紹介で、
セカンドオピニオンを聞きに、当院に来院されました。
来院時は、かなり痩せて元気もなく、しんどそうでした。
食事も興味はあるが、吐き気で食べれないという感じでした。
検便検査、血液検査、レントゲン検査、感染症検査、バリウム検査では、原因となるような異常が認められませんでした。
しかし、腹部を触診すると
腸の腫れがあり、超音波検査では、
腸の厚さが通常の三倍ほどに腫れあがっていました。
内視鏡検査も検討しましたが、病変部が腸であるため、内視鏡は届かないと判断し、今回は、開腹手術をオススメしました。
手術では、
検査で予想したていたとおり、盲腸付近の腸が長さ約12センチにわたって、腫れあがり、カチコチに硬くなり、食べ物が通過できなくなっていました。※腸はゴムホースの様な構造をしています。そのゴムにあたる部分が病気で異常に厚くなったことで、水が通る部分が非常に狭くなり、食べ物などが通れなくなってしまい、嘔吐が続いていた様です。
消化器は口→食道→胃→腸(小腸→大腸)→肛門と続きます。左上が胃から腸になったところで、腸は一本の管で、最終的に肛門へつながります。
黒い四角で囲んだ部分が、今回腸の病気になっていたところです手術時に、病気の部分を一部切徐し、病理検査を行ったところ
『リンパ管拡張症』との診断で、切除しないと治らないと判断できた為、腫れあがった腸を全て切徐し、残った腸をつなぎ合わせる手術を行いました。
はじめに腸の悪い部分を切徐
腸をつなぎ合わせました。手術後は、嘔吐も止まり、食欲も出てきて、元気になったので、無事に退院しました。
現在は、下痢や嘔吐もなく、順調に回復しています。
わんちゃんや猫ちゃんは、嘔吐をする動物ですが、
一日に何度も嘔吐をしたり、数日嘔吐が続くようでしたら、病気です。早めに受診をオススメします。
posted by 院長&スタッフ at 20:38|
Comment(0)
|
症例